京菓子展10周年特別展「京菓子展 一席一菓 あつらえのかたち」亭主&菓子職人のご紹介③

1月28日より開催する京菓子展10周年特別展「京菓子展 一席一菓 あつらえのかたち」では、さまざまな分野で活躍する9名が、茶席における「亭主」となり、職人と対話しながら、大切なお客さまを迎えるための菓子をあつらえます。あつらえられた菓子をご来場の皆様に実際に召し上がっていただける点が本展の見どころです。2名×9組、計18名の「亭主」と「菓子職人」をご紹介します。

7組目にご紹介するのはヤノベケンジと中丸剛志の二人です。

ヤノベケンジは1990年代初頭より「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに機能性を持つ大型機械彫刻を制作し、ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品は国内外から高い評価を得ています。
中丸剛志は有職菓子御調進所 老松の菓子職人で、過去の京菓子展では2016年広瀬千紗子賞、2019年家塚智子賞、2020年優秀賞、榎本信之賞、2021年家塚智子賞、2022年京都市長賞を受賞しました。

8組目にご紹介するのは夢枕獏と幾世橋陽子の二人です。

夢枕獏は『キマイラ・吼』『魔獣狩り』『闇狩り師』『陰陽師』シリーズなどの作品を発表し、人気を博する小説家です。
幾世橋陽子は「和菓子 まめいち」を主宰する仙台在住の菓子職人で、過去の京菓子展では2016年大賞、2019年奨励賞、2021年榎本信之賞を受賞をしました。
今回の出展に際し、1月28日、29日、30日の3日間京都に滞在、菓子をあつらえ皆さまをおもてなしいたします。

最後、9組目にご紹介するのはルシール・レイボーズと髙家裕典の二人です。

ルシール・レイボーズはポートレート写真をメインに、雑誌、CDジャケットなど様々な分野で活動するフランス・リヨン生まれの写真家です。2011年に京都に居を移し、2013年から仲西祐介と共に国際写真フェスティバルKYOTOGRAPHIEを企画、運営をしています。
髙家裕典は京都西陣の老舗菓子司「塩芳軒」四代目の次男として生まれました。名古屋の御菓子処「芳光」と、「塩芳軒」での10年間の修業後、2005年に西陣にて月替わりの生菓子を扱う御菓子司「聚洸」を主宰する菓子職人として、また、展覧会でのコラボレーションなどにも取り組むなど多岐にわたる活動をしています。

詳細は下記HPよりご覧ください。
https://issekiikka.kyogashi.jp/artist

※各アーティストが、実際に亭主として茶会を開くということではございません。
本展は、呈茶形式で、お抹茶とあつらえられた京菓子を召し上がっていただけるという内容になっております。

🗓️各日程の提供菓子スケジュールはこちらよりご確認ください
https://issekiikka.kyogashi.jp/schedule

(以上FB「有斐斎弘道館『京菓子展』」より転載)

多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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