有斐斎弘道館2022年8月のまとめ(ハイライト)

京菓子展2022「枕草子」展覧会が始まります!!

開催日時

2022年11月1日(火)〜15日(火)

「枕草子」をテーマに幅広く公募した京菓子作品の中から、選りすぐりの約50点を展示します。

 

会場

本会場:有斐斎弘道館
特別会場:旧三井家下鴨別邸
サテライト会場:京都御苑 中立売休憩所「檜垣茶寮」

https://kyogashi.jp/exhibition

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9月の予定一覧

 

 

◆8月19日(金)講座《能あそび「-第5回- 独演仕舞十番尽」》

演目は、「志賀」「蘆刈」「西行桜」「桜川」「鵺」「養老」「知章」「楊貴妃」「砧」「春日龍神」でした。
<出演 林 宗一郎、味方 團、河村浩太郎、樹下 千慧>
仕舞とは、能一曲の中でも、面白い、または動きがある場面を紋付袴の姿で舞う形式
のことです。
全ての演目の「見せ場」を楽しむことができる、贅沢な演出です。
面や装束を付けず、紋付袴の姿で見る仕舞は、舞の魅力が引き立つと同時に、身体表現から物語を想像する楽しみを、味わうことできる時間となりました。
次回は「素謡」の会です!お楽しみに。

◆8月20日(土)連続講座《茶会はじめ<風炉>》

8月20日(土)、連続講座「茶会はじめ<風炉>」の最終回でした。
最終回は、お茶会です。
4回の講座で習得した作法を実践する場となりました。
緊張感が漂うお茶会でしたが、お茶会のあとは和やかな雰囲気となり、最後は先生から修了証が手渡されて終了となりました。
最後まで、実戦で気になったことを先生に質問するほど、皆さん熱心に講座を受けておられました。
11月からは、「茶会はじめ<炉>」を開講する予定です。
はじめてお茶会に行く前に、所作を身に付けませんか?
日程が決まり次第、HPとSNSにてお知らせいたします!

◆8月21日(日)動画《旧暦で読み解く日本の祭と年中行事ー秋季編ー》

「七夕・盆・地蔵盆・八朔・放生会・月見泥棒」についてのお話しでした。
旧暦の七夕は三日月、盆は満月だったそうで当時の資料を見ながら、現代とは違う「祭りの形」を知ることができました。
◆次回開催のお知らせ
1月22日(日) 11:00-12:30
春季の祭と年中行事
-正月・予祝(粥占 綱引 田遊)・節分・鎮花祭-
◆申し込み

◆8月23日(火)特別催し《枕草子をデザインする②》

今年2回目の京菓子展特別ワークショップを行いました。講師は「御菓子丸」主宰の杉山早陽子さんです。
今回もGOOD NATURE STATION にて、菓子についての講義を受け、実際に京菓子を作る体験をして頂きました。
京菓子と和菓子(京都以外の地域)の写真を比較します。
東京の和菓子を例にみると、花であれば花びらがくっきり描かれるなど、形が具象的にあらわされています。
対して京菓子では、柔らかい丸みのおびた形で花を表現しており、非常に抽象化された形をしているのが分かります。同じようにウグイスのお菓子でも、東京ではウグイスの形そのものに近いのに対し、京菓子ではほとんどただの丸。
京菓子では動物のお菓子に目をつけないことが特徴です。
名古屋や大阪ではどうかというと、東京のものに近かったり、京菓子に近かったりと、その中間的な特徴をもつそう。方言のようで面白いですね。
他にも、様々な素材や作る工程についてお話頂きました。
お菓子には型を使ったものも手で作るものもありますが、手の跡が残っていないのが上手なお菓子作りのポイントだそう。
そのポイントに従って、杉山さんの実演を見たあと、各々で実際に京菓子を作って頂きました!
「昨年は京菓子展の展覧会を見に行きましたが、今年はデザインに応募してみます。」という方もいらっしゃいました。

 

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多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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