有斐斎弘道館2021年11月のまとめ(ハイライト)

 

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◆10月31日(日)−11月14日(日)

特別催し《京菓子展「手のひらの自然ー徒然草」2021》

有斐斎弘道館で京菓子展「手のひらの自然ー徒然草」2021を開催いたしました。
過去最高の655応募作品から選ばれし53作品を4つの会場(有斐斎弘道館、旧三井家下鴨別邸、ジェイアール京都伊勢丹、京都御苑 中立売休憩所「檜垣茶寮」)で展示、連日多くの方々にご来場いただき作品をご覧いただくことができました。
※ジェイアール京都伊勢丹会場
この「公募展」は応募者の皆様はもちろんのこと、多くの方々が様々な形でご支援下さることで実現、継続がかなっています。本当に皆様ありがとうございます。
この後も「京菓子」関連情報を”徒然に”お伝えして参ります。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

◆11月13日(土)講座《信仰からみる京都》

テーマは「長谷寺(第八番)/三井寺(第十四番)」でした。
『源氏物語』や『更級日記』『枕草子』など平安文学にも長谷寺が出てきます。
女性たちにとっても人気のお寺だそうです。
その中でも、さすがは清少納言、回廊をのぼる若い男前のお坊様たちが素敵と言っていたそうです。また12時に鐘楼の上で若い修行僧が法螺貝吹いているところに感動した話「枕草子」と長谷寺「昼間、退屈しているときに、局のすぐ近くで突然、法螺貝を吹く者がいてたいへん驚いた」。
これを江戸時代の本居宣長が『菅笠日記』にこのように書いていたそうです「むかし清少納言が詣でし時も、俄にこの貝を吹き出つるに、驚きたるよし、書き置ける」。

◆11月20日(土)月釜《炉開き》

今年も、炉開きを開催することができました。
 

◆11月21日(日)《吉坊ゆらり咄》

落語は「池田の猪買い」
ある男が猪の肉を求めて池田に向かうお話です。
池田に行く道中、池田に着いてからさぁ猪を捕まえるという最後の最後まで笑いが絶えませんでした。
木ノ下さんも大好きだったという
「綿をちぎって投げる雪がチラチラ」
というセリフ一つで、
弘道館の座敷ごと池田の山奥に来てしまったかのようでした!
第二部のトークは「忠臣蔵五・六段目」。
登場人物の家族像や性格に焦点を当てた分析トーク、笑わずにはいられませんでした。
当日の様子は写真でお楽しみください★
次回は4月に開催決定!!
詳細が決まり次第お知らせいたします。

◆《弘道館の日常》

<11月30日(火)>
有斐斎弘道館の濱崎が書籍『京都かがみ』を出版いたしました。
美しい紅葉が彩る古都京都には、その美を求めてたくさんの人が訪れる一方で、有形無形の文化の継承が危ぶまれています。そんな京都は日本の「かがみ」であり、わたしたち自身の「かがみ」なのかもしれません。
弘道館がどのようにして守られたのか、なぜ守るべきなのか、また繰り広げられてきた事業のいくつかについても触れられています。弘道館に足を運んでくださったことのある方も、そうではない方も、ぜひ読んでいただきたいです。
本書を通して、京都の現状と未来について、ご一緒に考えていくことができましたら嬉しく思います。
どうぞよろしくお願いいたします!

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多くの方に有斐斎弘道館の活動を知っていただきたく思っております。
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