帯を知る帯を楽しむ

弘道館サロン

第11回 帯を知る/帯を楽しむ [平・綾・繻子]

西陣織に触れて、お話を聞いて楽しむ一日。

京都の伝統文化を代表する西陣織。この世界に誇る西陣織も実は他の伝統文化と同様、後世に本当によいものを残していくことが出来るのかどうかが、いま問われています。クオリティーが高く、個性のある多種多様な織物「ほんものの西陣織」の文化を伝えるため、これまで展覧会と座談会を重ねてきました。11回目となる今回は、「平織、綾織、繻子織」をテーマにした帯の数々をご覧いただきます。
高い技術で手間暇をかけて織り上げられた西陣織はまるで美術品です。そんな西陣織の逸品の本当の良さを売買を通じてではなく、単純に見て触れて楽しんでいただき、より多くの人に知っていただきたい。
庭を眺めながら、現場の方の専門的なお話を聞いて、お茶を一服。
普段、聞くことのできない帯についての素朴な疑問にもお答えします。

日 時:2016年1112日(土)11時〜16時

14114694_1131389813616101_997583683_o.jpg

<テーマ>「平織、綾織、繻子織」
 時代の変化に合わせて、今に活きる西陣織をそれぞれの織元が伝統を踏まえつつ、工夫を凝らして創っています。
 柄、色、素材、現代らしいエッセンスをご覧ください。


<座談会>「綜絖(そうこう)」①11時、②14時(各回40分程度)
 ゲストには、2015年にものづつく日本大賞内閣総理大臣賞を受賞された、亀井剛氏にお越しいただきます。綜絖屋さんのお仕事についてや、織の三原組織についてお話していただきます。


<展示する西陣織の織元> 
・秦生織物(西陣で手に入る最高ランクの素材を使用した手織りを中心に織られた帯。)
・帯屋捨松(独特の分業が発展した西陣において一貫した自社生産により、他ではまね出来ない存在感。)
・梅垣織物(今回、初出展。温故知新をモットーにした、まじめな帯創り。)
・まこと織物(西陣で最初に「すくい織」を開発した洒落帯の分野で高い評価。)
・白綾苑大庭(独特な色使いと上質な糸による良い風合いにとことんこだわり、存在感がある。)
・錦和(現代にも着用しやすいようにアレンジされた古典柄の帯は、品があり、飽きがこない。)
・織楽浅野(「織を楽しむ」を基本コンセプトに、日本の美意識を見つめ直し、お洒落に締めて、楽しめる 帯を創作。)
・帯屋河合康幸(フォーマル用の袋帯を得意とし、特に独特な織技法を使った唐織や夏物は秀逸。) 

<参加費>2,000円/学生1,000円 *学生証のご呈示をお願いします。
    (テーマにあわせて誂えた主菓子と薄茶付) 
<申し込み>TEL(075-441-6662)、E-mailまたはウェブサイト(下記「このイベントに申し込む」)よりお申し込みください。


このイベントに申し込む